
ふじむら歯科医院の日々
by fuji-dent
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すれちがい咬合との28年その4
患者さんからは「とてもよく咬める」との評価をいただいたが、少しするとトラブルが始まった。やっと保存できた右上6の口蓋根は孤立無援で半年後抜歯となった。初期のトラブルは上顎義歯床に頻発した。もともとⅡ級傾向に加え、上下顎で顎の形態(大きさ)が異なるため、外冠を延長ポンティック式にしたり、口蓋側に咬合面を庇のように伸ばしたり、何とか沈まずに咬合する部位を作ることに苦心したが、修理の回数は休息を与えてくれなかった。

追加処置として、無傷だったために切削を控え、クラスプで利用していた下顎の8をコーヌス支台に加え、同側の犬歯との二次固定によるしっかりした支持を与えた。しかしながら下顎左側がしっかりすると、遊離端部にいたるメジャーコネクターが破損に至った。装着後の10年は修理の連続であった。

「嗚呼!花の応援団」の一コマから、可撤性義歯を取り巻く環境の相関関係とはこういうものではないかとヒントを得て、96年臨床歯科を語る会担当ケースプレのワンカットに使用してみた。新入応援団員T山と、ご存じA田赤道。A田(顎堤)を守るのが優先順位の第一であれば、T山(支台歯)は踏ん張らなければならない。咬合力は風のようなもので旗に力としてかかってくる。通常の風では、鍛え上げられたT山君は耐えられるであろう。しかしすれ違いは言わば暴風雨のようなものであるから、踏ん張るほど団旗(義歯)は折れてしまうことになろう。さぼってT山君が力を抜けば、たちまちA田君を団旗が襲うことであろう。結構時間をかけて作った一コマだが、あまり受けなかったように思う。誤解の無いように申し上げておきますが、臨床歯科を語る会はふざけた集団ではありません)臨床歯科を語る会

追加処置として、無傷だったために切削を控え、クラスプで利用していた下顎の8をコーヌス支台に加え、同側の犬歯との二次固定によるしっかりした支持を与えた。しかしながら下顎左側がしっかりすると、遊離端部にいたるメジャーコネクターが破損に至った。装着後の10年は修理の連続であった。

「嗚呼!花の応援団」の一コマから、可撤性義歯を取り巻く環境の相関関係とはこういうものではないかとヒントを得て、96年臨床歯科を語る会担当ケースプレのワンカットに使用してみた。新入応援団員T山と、ご存じA田赤道。A田(顎堤)を守るのが優先順位の第一であれば、T山(支台歯)は踏ん張らなければならない。咬合力は風のようなもので旗に力としてかかってくる。通常の風では、鍛え上げられたT山君は耐えられるであろう。しかしすれ違いは言わば暴風雨のようなものであるから、踏ん張るほど団旗(義歯)は折れてしまうことになろう。さぼってT山君が力を抜けば、たちまちA田君を団旗が襲うことであろう。結構時間をかけて作った一コマだが、あまり受けなかったように思う。誤解の無いように申し上げておきますが、臨床歯科を語る会はふざけた集団ではありません)臨床歯科を語る会
by fuji-dent
| 2012-10-05 16:50
| 経過観察
