もうだいぶ前の話になってしまいましたが、熊本県のスタディグループの先生たちからお招きをいただき、3月20日に熊本県歯科医師会館で2時間余りお話をさせていただきました。お呼び下さったのはKDM(Kumamoto Dentist Meeting)という著名な臨床家揃いのグループで、林康博先生、東克章先生、永田省蔵先生、栃原秀紀先生、松田光正先生、河野生司先生、坂口倫章先生・・・(洩れた方ゴメンナサイ)などなど、枚挙にいとまがありません。ご自分のセミナーを持っておられる先生も複数いらっしゃいます。講演というより試験を受けるようなもので、実力不足と最初はお断りしようかと思った依頼でして、大変緊張いたしました。東京からも、旧知の岡伸二先生も駆けつけて下さって、身に余る光栄なひとときを過ごしました。

田舎に引っ込んでから10年以上が経ちます。他所での講演も2007年の「スマイル倶楽部・インプラントサミット」以来でまず、勘を取り戻すことから始めました。また今回の発表のメインは「すれ違い咬合の補綴30年の経過」というタイトルですが、30年間に記録はアナログからデジタルへ、その上カメラも7台ほど替わりましたから、この講演のために、EpsonのFlatbed scannerを購入し、記録はしっかりと見直しました。普段講演などやっていないもので、膨大な時間がかかり内心、(大変だ・・・)と思っていたのも事実ですが、あとで振り返ってみますと、歯界展望の原稿も含めたこの間の気持ちの充実感は久しぶりのもので、「発表、講演は結局、自分の勉強になるのだ」という先輩の言葉を再確認した次第です。

やれることはやったと思う反面、終わった瞬間から、ああすれば良かった、こうすれば・・・と沸々と反省点が湧き出てきました。当日は終わったという高揚感と、懇親会のお酒のおかげでそれほどでもなかったのですが、時間が経つにつれ心残りが・・・ お招きいただいたKDMの皆様には分不相応なご歓待をいただき、感謝いたします。近郊から駆けつけてくれた熊本県開業の同級生加藤泰三君、また、東京から来ていただいた岡先生には、長年のご厚情、痛み入ります。翌日、セミナーや懇親会に飛び入り参加させていただいた東克章先生、ありがとうございました。そして何よりいつも私のことを気にかけ、励まして下さる学兄、林康博先生には申し上げるお礼の言葉も見つかりません。



(I先生無断使用なので気を使いました)逆にこちらの方が勉強させていただきました。お会いした全ての方々に感謝して、原稿、講演会準備のため後回しにした仕事に一段落が着いた今、遅くなった講演会報告といたします。