ふじむら歯科医院の日々
by fuji-dent
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「問い続けるは、己の進化 すい臓外科医・中尾昭公」NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」

命に関わるような手術は現在では大病院でしか行えず、難しくなればなるほどその術者も限られることでしょう。上皇陛下の手術をされた天野先生の例を見るまでもなく、優れた外科医になるには、多くの経験を必要とし年数がかかるのは予想されます。そんな経験豊富な外科医たちが、だんだん年齢を重ねると手術をしなくなって行くのはどうしてだろうと思っていました。僕の周囲にもそういう方々が多く居られます。手術の現場は相当なプレッシャーなんだろうなとも思いますし、岩手のような田舎には民間の、大きな病院がないのも理由なのかもしれません。
たまに視聴するのが上記番組です。9/7放送、このすい臓外科医、中尾先生に大変感銘を受けました。放送からだいぶ時間が経ったので記憶があやふやなところがありますが、「今でも自分が一番うまくできると思っているし、そのための努力を厭わない」。そんな内容だったと思います。
どんな方なのだろうと調べてみますと、名古屋大学医学部で教授を勤められた方で、偶然最終講義のスライド集を見つけました。音声はありませんが、十分にその内容は理解できました。
中尾先生が師として挙げておられた、佐藤一斎の言葉を最後に上げておきます。いささか前半部分は私には手遅れのような気もしますが、後半の気概を持って最後の1日まで診療したいと思います。
少くして学べば、則ち壮にして為すことあり
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
壮にして学べば、則ち老いて衰えず
老いて学べば、則ち死して朽ちず
by fuji-dent
| 2021-10-19 16:41
| 学術研修