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ふじむら歯科医院の日々


by fuji-dent

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読みかけの本

 元々は本好きだったのに、この頃は仕事が終わるとすぐビールが飲みたくなって、なかなかまとまった時間、本を読むことが少なくなりました。目も年相応、いやいささか実年齢を追い越して老化が進んでいるので、昔のように夢中で本を読んでたら朝だったというようなことは決して無く、いつもすぐ眠くなってしまいます。

 それでもたまには止まらなくなってしまう本に出会います。それが昨年読んだ「孤高のメス」

読みかけの本_f0154626_1732675.jpg



 全六巻。たぶん3,4日で読み上げたと思います。作者は現役の外科医。ボクは主人公の当麻鉄彦のようなスーパードクターでは決してありませんが、多少自分の研修してきた時代のことが思い出されて、むさぼるように読みました。でも、いずれ何かにヒントをえたフィクション、ブラックジャックや大藪春彦のシリーズの類であろうと思っていました。

 お盆前、オリンピックもあったのでどこにも行く予定はありませんでしたので、子どもと県立図書館に行った時、同じ作者の本を見つけました。
「私が出会った外科医たち」。

読みかけの本_f0154626_17403898.jpg


3800円もする本なので書店で見つけても買わなかったと思いますが、借りて読んでみますとご紹介した「孤高のメス」のモデルと思われる人物が続々と実名で出てきます。その方々の専門分野の奥義だけでなく人物評もシビアに紹介されています。実際に会ったことがある著者にかかると、恩師といえども容赦なくバッサバッサ・・・天下の外科医、「白い巨塔」の財前悟郎のモデルでは?と有名であった、かの中山恒明も赤裸々に批評されていきます。

 内科は自然治癒があるが、外科系の治療は技術の優劣が即治癒に影響する。「名医とは」というあるコミュに異議を申し立てたことがありましたが、「感じの良さ」、「待合室の雰囲気」、「説明の確かさ」、「清潔」などについて患者さんが評価することには大いに賛成です。
 しかし技術の優劣を語ろうとする時には、素人が生半可な知識で評価できるものではないと考えます。技術の優劣はこの著者のような、よく勉強をしている同業者からの評価が結局一番確かなものだと思います。

 オリンピックもあったので、読みあげた部分はまだ半ばを少し過ぎただけですが、この本は晩酌のライバルとなっています。

 追伸
この著者のHPに感想を投稿できるシステムがあったので、メールしていたら数日後の今朝お返事がありました。思いがけず双方向のコミュニケーションが出来てうれしく思いました。
by fuji-dent | 2008-08-30 17:41