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ふじむら歯科医院の日々


by fuji-dent

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カテゴリ:消毒システム( 5 )

オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その3

 簡単な実験はしてみたものの、この位で全面的に信用できるわけも無く、重力置換方式の限界をもう少し詰めてみようと、かねてより徹底した院内滅菌消毒システムを構築されたA県のM先生にお聞きしてみることにした。M先生はクラスBだ何だと、プレバキューム方式が話題になる随分前から管理システムを完成されておられたので、てっきり重力置換方式のオートクレーブで工夫されてお使いだと思って相談したのであるが、何とご自分でプレバキュームシステムを別途用意し、外付けされていたということがお聞きしてから分かった。歯科滅菌システムのエキスパートのM先生であるから、やはり重力置換ではダメかと思ったが事情をご説明し、滅菌状態を調べるためのアドバイスをいただいた。
「僕もこの頃チョット気になることがあって調べてみたいのでまた連絡するね」
後日いただいたメール、先生も調べられた結果下記の検査器具を見つけ、購入され試されたということであった。さらに重力置換でどの位まで行けるか知りたいので、当方に貸して下さるということが書かれてあった。💓
オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その3_f0154626_17230509.jpg
オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その3_f0154626_17340196.jpg
感謝、感謝であります。
続く

by fuji-dent | 2017-04-04 17:35 | 消毒システム

オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その1

かなり旧聞ですが、一昨年暮れ、患者さんに使用する器具の滅菌に使うオートクレーブ(3代目)が不調になって、新機種を導入しました。
オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その1_f0154626_17113681.jpg
導入に当たって考えたことを備忘録として残しておきます。
1 メーカーはどこにするか? 特にアフターサービスと緊急時対応
 オートクレーブは診療に欠かせない機器ですが故障もたまに起こり、使用できなくなると診療もストップしてしまいます。高価なものですからハイ次購入!というわけには行きません。修理で済むとしても数日はかかるでしょうから、その間どうするか?ということが問題になって来ます。オートクレーブは、歯科のメーカー数社が販売していますが、土曜故障になったらお手上げです。ただ、YUYAMAというメーカーは当地に営業所があり、日曜でも即貸出機を持って駆けつけてくれるという対応になっていることを知りました。今回電話で相談しますとすぐ貸出機を持って来てくれ、しばらく新しい機種が決まるまで使って下さいと言います。
 メーカーはYUYAMAで決まりました。
2 YUYAMAのどの機種を選ぶか?
 購入に当たり重力置換式かプレポストバキューム(いわゆるクラスB)で迷いました。価格は倍以上クラスBが高いのですが、厳密に言うと国産のものはクラスBの基準を満たしている機種はその時点で無く、準拠という形での販売です。YUYAMAのものもそうでした。「平家にあらずんば人にあらず」がごとく昨今、「オートクレーブはクラスB」と謳われ、幾つかの歯科医院のHPでは、持っていることを自慢する傾向にあります。歯科のオートクレーブメーカー各社の資料を見ても、重力置換方式のオートクレーブは包装のものや中空(腔)のものには効果がないという説明になっています。
 クラスBのオートクレーブ導入が身近になってきたのはこの数年前からと思います。少し前までは標準的に販売して来たものを、クラスBが出たとたん、手のひらを返したように「あれは効果がありません」では、東京ガスでなくても瑕疵責任が問われはしまいか?
 クラスBは高価な上に大きく重いのです。当院の消毒コーナーはこのサイズのオートクレーブに合わせた作り付け家具なので、出来ればこの枠内に収めたいのが実情ですが、それでもクラスBが診療に不可欠なものであれば購入しようと思います。ですから納得するために少し調べてみることにしました。
実験に使ったのは、購入を検討しているYUYAMA YA-A-C108 静音タイプで診療中も静かです。
オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その1_f0154626_17170592.jpg

 普段使いの滅菌テープではなく、高性能の滅菌インジケーターを調達し、中腔の極みの外科やエンドに使用している細いバキュームの、深いところに突っ込みました。これはいつもむき出しで滅菌します。
オートクレーブの新規購入にあたり試したこと その1_f0154626_17113036.jpg
 チョットこの写真では分かりにくいかもしれませんが、結果は「真っ黒」で、確実に滅菌されていることを示していました。バキュームチップは、逆流しなければ外側だけ滅菌されていれば良いわけですが、むき出しであればこの部分まで大丈夫なので問題は無いでしょう。

実は実験は、滅菌界の大御所、愛知県のM先生とのタイアップでまだまだ続くのですが、長くなるので第1編はここまで (続く)




by fuji-dent | 2017-04-01 17:22 | 消毒システム

オートクレーブ買い替え

昨年末にオートクレーブの作動不良が起きました。液晶表示がエラーになってしまうというもの。

幸いお向かいに歯科総合会社Yの盛岡支店がありましたので、速攻で駆けつけてくれ、滅菌システムをこれまでの132℃5分から、121℃20分にすれば通常に作動することが分かったので、代替機をお借りして修理に出そうということになりましたが、あとで代替機は数週間待ちという連絡がありました。


オートクレーブ買い替え_f0154626_17350407.jpg
















(待てよ?)と考えました。今回は何とか稼働したのでこれで良かったのですが、今後故障があり、もし稼働しないとなると即新規購入となります。また、注文してもその日来るわけでもない。滅菌システムは歯科医療機関の基本ですので、オートクレーブが稼働しないと仕事もストップしてしまいます。そこで出入りの材料店に相談するとYという医療機器メーカーはこういう時のために、日曜でも常に連絡がつくようにしていて、すぐに代替機まで持って来てくれるということでした。

万一のための予備オートクレーブを置いておくスペースはありません。さっそく連絡してみると、すぐに貸出機を用意してくれました。もうこのメーカーの製品を購入することにしました。


あとは機種の選択です。オートクレーブには性能からクラス分けがされています。以下は某サイトから拝借。オートクレーブ買い替え_f0154626_17131979.jpg

昔新聞紙上で、ハンドピース類の滅菌の現状の記事のあと、プリバキューム式の『クラスB」のオートクレーブが爆発的に売れ、一時的に品薄になったと聞きました。しかしメーカーに聞いてみるとそのブームはすぐに終わってほとんどの歯科医院では重力置換型のクラスNが使われているということでした。国内で使われている「クラスB」のオートクレーブは、全て海外メーカーのもので、価格、そして大きさも破格です。国産のメーカーに問い合わせてみますと、「プリバキューム式なので滅菌性能はクラスBレベルと一緒だが、ヨーロッパのクラスBの基準(記録システムなども含まれる)に完全に申請し、合格したものではなく、準拠ということです」という返事であった。

クラスBを持っている歯科医院は、「これでなければならない!」と、まるで「平家でなければ人でない」かのごとく自院サイトで謳っております。が、本当にそうなのか、他院との差別化をアピールするためではないのか、と気になりました。本当にこれでなければ行けないのであれば、無理しても買うべきなので、貸出機を利用して調べてみることにしました。

オートクレーブ買い替え_f0154626_17462523.jpg


(続く)







by fuji-dent | 2016-01-10 17:47 | 消毒システム

読売「ハンドピースなど、滅菌しない歯科医院が7割」ホント?

 我が家で読売新聞は購読していませんが、Yahooの記事で5/18の付けの記事に

「歯削る機器、滅菌せず再使用7割・・・院内感染懸念」

 という記事が載ったそうです。歯科医療に携わる者として、にわかには信じがたく、設問のトリックでもあったのではないかと考えています。

 当院のシステムは、カテゴリー中の「消毒システム」でご紹介したのですが、もちろん上記記事のハンドピース類の全ての滅菌は15年以上前から行っており、最近はさらにタンパク除去薬剤の利用など常に進化させております。

 基本的に患者さんのお口に入れるものは、完璧に清潔でなくては嫌なわけですから、歯科医はいつでも使用する機材は、そういう状態にしておくわけです。何か「引っ掛け問題」のような設問だったのではないかと疑ってしまいます。

 ですが社会の中で、お口の中に入る全てのものを完璧な無菌状態に出来るわけはありません。食堂で出されるコップやスプーン、フォークなどは滅菌状態ではなく、洗浄の状態であることをご理解下さい。
 
 最後に一つ。当院は消毒が不明な状態の紙コップよりは、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)で完全に滅菌された状態の金属コップの方が清潔と考えています。ですから、コンビニのコーヒーを購入した時渡される、紙コップの方が不安です。大きな病院の待合室などにあるサービスのお茶類供給機も、待合室にはどんなウィルスが浮遊しているかもしれず、利用することはありません。
by fuji-dent | 2014-05-24 12:26 | 消毒システム

滅菌・消毒システム

当院の消毒・滅菌のシステムは以下の通りです。
 滅菌・消毒システム_f0154626_170377.jpg

再使用される器材はすべて、流水にて洗浄後、超音波洗浄機、あるいは食器洗い機に入ります。

←右側の器械が超音波洗浄機です。
洗浄後は個別にパッキングします。

滅菌・消毒システム_f0154626_1703286.jpg




←右側の器械が自動食器洗い機です。





滅菌・消毒システム_f0154626_1705025.jpg



このようにコップなどが自動食器洗い機にセットされます。
滅菌・消毒システム_f0154626_1711061.jpg
この食器洗い機と超音波洗浄機で洗浄後、再び流水下にて洗浄。
その後パッキングされ、左側のオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)に入れられます。


←これがEOGガス滅菌装置で、高熱をかけられないものはここに入れます。

以上の行程で完全滅菌されます。

熱をかけると壊れてしまう器材は、グルタルアルデヒドによる薬液消毒にて病原性を除去します。滅菌・消毒システム_f0154626_11151910.jpg

必要に応じた個数ごとに仕分け、パッキングされて滅菌作業が終わりました。





滅菌・消毒システム_f0154626_11153866.jpg


パッキングされた滅菌済器具は必要な時すぐ出せるように保管されます。
by fuji-dent | 2009-07-02 17:37 | 消毒システム